迎えに行くということ

JR-Hakata-City

職場の仲間達と飲み会へ出かけた嫁。
帰りは深夜になるので、車で迎えに行った。
思い返せば、付き合い始めた頃も、結婚してからも、よく嫁を迎えに行った。
歩いて迎えに行ったことや、チャリンコで迎えに行ったこともあった。

   *   *   *

楽しいことよりも、悲しいことをよく覚えているからということもあるけど、
僕らは、悲しいことが起きたとき、乗り物に乗っていることが多い。
会社で、上司にこっぴどく怒られて、泣きながら電話してきた時も、
チャリンコで迎えに行き、歌を歌いながら、2ケツで暴走した。
出張中に義父が倒れた時も、車で迎えに行き、泣きじゃくる嫁を助手席に乗せて、
彼女の実家まで爆走し、そのときのスピードは、歴代最高速をマークした。

   *   *   *

僕らは、このまま年老いて、やがて寿命が尽きる。
勝手な話だけれど、僕は、迎えにきてもらうのが、あまり好きではないので、
先に死んで、嫁を迎えに行けたらいいなぁと思う。
この話をすると、「そういう人ほど長生きする」って言われた。(´・ω・`)
雑記
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コメント

  1. kumiko より:
    どういうふうに結末にいくのか と思って読みました。
    うん すてきです。どうぞ゛お二人で 長生きしてください。
    • pan2panda より:
      コメントありがとうございます。
      年老いても、穏やかに生きていきたいです(`・ω・´)